英国会議事堂で「起き上がり小法師展」開催 今年の7月7日、イギリス国会議事堂、ウェストミンスター宮殿内の、Upper Waiting Hall にて、「起き上がりこぼし展」が開催されました。 この展示会は、イギリス議会の協力のもと、ロンドン市内のホーランドパークにある「福島庭園」の開園2周年記念行事として、在英福島県人会“ロンドンしゃくなげ会”の主催で企画され、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復旧・復興に取り組む福島県の姿を発信するイベントで、世界遺産のウェストミンスター宮殿で英国以外のイベントが行われるのは今回が初めてのこととなりました。
東日本大震災から3年経った今も、被災地では多くの人たちが避難生活を続けており、福島第一原発の廃炉に向けた作業では、いくつもの壁が立ちはだかっています。 同時に、震災発生当初から今日まで住民が懸命に助け合うなど、復興に向けた努力が続いています。 ロンドンしゃくなげ会では、毎年、数万人の来場者が訪れる、イギリス最大の日本の祭りである“ジャパン祭り”にては全農様の協力を得て、福島県産の農作物の食の安全を訴えるなど、震災以来いくつもの復興支援活動をしてきました。
この66体の小法師は、当英国議事堂、7月25日〜28日には、ロンドンにて開催された“ハイパー・ジャパン”にて展示された後、日本へ渡り、来年からは、福島民報社が県内各地で展示し、最終的には福島県庁に展示され、一般の方々に公開される予定となっており、この「起き上がり小法師」たちが、未だ被災しておられる多くの方々に、世界中からの福島への想いを届ける事になればと思っています。 ロンドン)満山 |